でぶぅの日記

思ったことを思ったままに

「松山踊り」のある街に嫉妬

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371年前、1648年はどんな時代?

もちろん、江戸時代。参勤交代を義務付けた三代目将軍・家光の時代。

ピンと来ないけど、フランスはルイ14世の時代。

 

今年で371年目の「松山踊り」

 藩主・水谷勝隆が五穀豊穣と町家の繁栄を祈って踊りを始めたらしい。

岡山3大踊り(大宮踊り・白石踊りは国の重要無形民族文化財)の1つ。

 

阿波踊りは別格だと思ってた

徳島県阿波踊りが大好きで何年も伺ってました。

なんで好きかと言うと、徳島の人が阿波踊りをこよなく愛していること。

実はかなり難しく、見様見真似で踊っても様にはならないが、なぜかめっちゃ楽しい。

あ〜踊るって楽しんだ。あ、踊ればいいんだ!と教えてくれた。

阿波踊りも約400年の歴史がある。

 

 一方、松山踊りは?

松山踊りは阿波踊りほど激しくない。

むしろ、穏やか。(踊ると意外にキツイだろうけど)

踊りも「地踊り」と「仕組み踊り」の2種類があるようだ。

 

今年の松山踊りは

毎年3日間行われる松山踊りだが、今年は平成30年7月豪雨があったため、

1日限りの開催となった。

雨がしとしと降る中、大勢の人が濡れながら踊った。

徳島と同じく、ここの人は松山踊りを愛している。

高梁の人は言う。

この日は祭りではない。お盆行。

死者の魂がお家に戻ってくるお盆。

そしてまたあちらの世界に帰っていく。

死者(家族)と過ごす時間なのだ。

踊りには何か脳内物質を出す作用があるのだろうか。

死者を見てしまっても、ボヤっとわからなくしてしまう効果なのか、

それとも死者を見てしまう作用があるのかはわからないが、

どちらにしても幸福感があるのだろう。

 

お盆の過ごし方には

お墓に参る。線香を立てる。

だけじゃないお盆の過ごし方。

多くの家族が集まり、また死者さえも集まり、

時の経過を省みて、また生きていることを実感するお盆。

 

松山踊りのある高梁が、羨ましく思った。