アートがある街
2019年は「岡山芸術交流」がある。
アート毛嫌い派には、観光客を増やすための客寄せパンダ、
好奇心旺盛派には、今からワクワクしているに違いない。
3月15日パブリックプログラムシンポジウム
「アートが"変える"ひとづくり、まちづくり」
1 石川さんの話す「smart citizen(スマートシチズン)」
アートは箱(美術館)に見にいくものだけではない。
同芸術祭でも「A&C(アート&シティ)」では街の中にアートを散りばめていく。
普段の生活の中にアートがある。帰宅中に鑑賞するではなく、そこにあるアート。
きっとアートに近くなり、アートが人の人生に、街のあり方に与える影響がある。
それには時間がかかる。でも必ずやってくる。この街でよかったの瞬間が。
2 アートは科学(AI)と共に
基調講演には、京都大学大学院 情報学研究科 教授の神谷之康さん。
目で見ているものを、脳内で投影される画像をコード化して再現する。
目で見ていなくても脳内で投影されている映像はコード化し、
ディープラーニングすれば、おおよその画像が見えてくる。
と言っても、まだまだこんなレベル。
人間の解明にはほど遠いが、ここから刺激されるものはたくさんある。
同じ赤いリンゴを見ていても、隣の人と同じ赤いリンゴを見ているとは限らない。
むしろ違うものを見ていると言ってもいい。
ディレクターのPierre Huyghe(ピエール・ユイグ)は何を見せるのか!
楽しみだ。
神谷さんとユイグとの共同作品「UUmwelt」
UUmweltとは、Un Umweltの造語。
Umweltは環世界と訳されるドイツ語。
環世界とは、ヤーコプ・フォン・ユクスキュルが提唱した生物学。
生物によって知覚できるものが違う。
つまり、匂いと温度しか感じることができなければ、それが世界。
人間の知覚世界が全てではなく、また人間同士もまた違う生物かもしれない。
3 岡山市として芸術祭をどう捉えるか
3年前の芸術交流では23.4万人が岡山を訪れた。
そのうち、70%が県内だったという。経済効果は20億円。
これがすごいかどうかよかったかどうかは難しい。
世界のアート界からは興味の対象となっているようだ。
パリのポンピドゥセンターから4月には視察がやってくる。
瀬戸内がアートエリア(アートリージョン)として注目されつつある。
その中心地(キャピタル)としての岡山を信じて、「まちをつくる」
覚悟と神輿を担ぐ楽しさを岡山市民、岡山県民がどこまで持てるのか
これからが楽しみだ。
4 アートだと引かずに楽しめる空気
9月27日〜11月24日の短い期間だが、面白がる人を増やしたい。
どう感じようが勝手。好きにやろう。岡山はおもろいことやる街なんよ!
忘れてたテーマは「IF THE SNAKE」
これはまた。