エッセイの達人
先月、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を読んでから、随筆(随想)とはなんだ?
と興味が湧いてきた。
「陰翳礼讃」は高く評価されている本だが、かなり突飛押しもないことを
言ってくる。「なんだよ!急に」と思ったら、この作品は谷崎の随筆だそうだ。
そうか、随筆は練りに練られた文章でなくてもいいんだ!!
どこまで自由でいられるのだろう?
「ベストエッセイ2018」を読んだ。
70人以上の作家がエッセイを掲載。多種多様なエッセイ。
共通点はなんだろうか。
エッセイとは、「プロが書くブログ(日記)」のようなものかな。
糸井重里さんは毎日、「ほぼ日」に投稿している。
1 テーマがある。(何について書くか)
2 押し付けがましくない。
3 短い。
特に大事なのは1と2のバランス。
言いたいことがあるとついつい押し付けがましくなる。
お節介になるところをグッと我慢して書くことが重要なんです。
エッセイという自由を手に入れながら、他人との距離を保てる。
これって上手な人付き合いと言えますね。
では、また!(去り際は爽やかに!)