でぶぅの日記

思ったことを思ったままに

あなたの妄想力は強い?弱い?

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でぶぅも月に1本は映画を見ています。

今月は、「ルビー・スパークス

ルビーという可愛い女の子が出てきます。

女性というものは変幻自在。多彩な表情を見せてくれます。

 

さて、妄想は好きですか?

突然現れた可愛い可愛い女の子が、なぜか自分のことを好きになる。

 そんな自由という権利を最大限に行使して、妄想を繰り広げる。

 

この映画の主人公は小説家。

夢に出てきた可愛い可愛い女の子を題材に小説を書き始めた。

書けば書くほど、その女の子・ルビーを大好きになる。

ここまでは、あなたも私もよくやる妄想と一緒だ。

ある日突然、ルビーは同棲している。

え?え?ルビーって小説の中の子じゃなかったの?

最初は信じられないが、一緒に暮らすことになる。

実家の両親、兄の嫁さんとも会うことにも。

主人公は5年前に別れた彼女がいたが、正直、女の気持ちはコレっぽっちも

わからない真面目でつまらないやつ。

まぁ、よくある話だが、男は釣った魚に餌をやらない。

女はかまってくれない!とヒステリーを起こす。浮気をしたくなる。

こうなると好きな二人なのにうまくいかない。なんで?こんなに好きなのに。

ルビーは主人公の書いた(作った)人間。

つまり、タイプライターに書いたことが現実となる。

恋愛はマジックだ。

 

ただコレも彼女を操りたいという願望?妄想?もわからないでもない。

主人公はこの裏技を使わず、うまく付き合っていこうとするが、

もう何もかも無茶苦茶。一度タイプライターで操作し始めると

何もせずに彼女の気持ちを知ることはできなくなる。

そんな関係が嫌になり、お互い爆発したのち、最終章を書くことになる。

「ルビーは部屋を出ると、全てから解放され、これまでのものから解き放たれる。

 ルビーは自由だ。」(正しくないかもしれないが、このようなことを)

 

 

もう終わりにしようと思ったものの、可愛い可愛いルビーがいなくなると

悲しくて、悲しくて、悲しくて、もう悲しいのである。

いや〜わかるよ。もう仕方ない。諦めようと言われても悲しい。

 

と、ここまで来てピンと来る人は多いはず。

そう、この妄想?奇跡のお話を小説にしよう!!となるわけだ。

自分の書いた女性と恋愛をする。う〜ん、妄想ワールド爆発!

この本のタイトルは「ガールフレンド」。

いかにもモテない感じがありありとするけど、まぁいいか。

 

さぁ、ここからがやっとこの映画の本番。(残り10分くらい)

主人公と暮らしてたルビーは存在したというファンタジー

もしくは、それは幻覚として主人公が見ていただけなのか。

周りの反応はどちらにも見える。

最後のシーンでルビーそっくりの女性(仮にルビ子)に犬の散歩中に出くわす。

ルビ子と交わす会話はもちろん、ルビーのことは知らないという定の会話。

でもね、その間とか、いちいちルビーなのにルビ子のふりをしているようにも見える。

最後の最後までどっちかはわからない。

ただ最後のルビ子もやっぱり可愛い。

出会った頃の新鮮な可愛さを思う存分に出している。

映画はマジックだ。

 

映画を見終わり、この映画についてウィキペディアで調べた。

この映画の脚本・総指揮は、ルビー役の女優さん(仮にルビえ)だった。

つまり、ルビえの妄想が映画になったのだった。

すごすぎる。

そして、この主人公とルビえはプライベートでもカップルであるらしい。

 

え?じゃぁ、ルビえが、「私の妄想を聞いて!」

「あなたが妄想して現れるのが私で、私がいなくなってあなたは頭がおかしくなるの」

という映画撮らない〜?って会話してたのか。

 

なんど私は騙されればいいのだろう。ルビーは可愛い。

可愛いとはなんど騙されてもいいと思わせるマジックなんだろうね。おやすみ。